8月6日−12日、沖縄で行われたインタ−ハイ。昨年、ソフトテニスは準決勝.決勝がTV放送されましたが、今年は放送されませんでした。
メディアの、高校野球と他のスポ−ツの取り上げ方の違いは、まさに「異常」です。高校野球は、TVでただの1回戦から実況生中継、新聞で1試合1ペ−ジの詳細記事、片や、他の競技はインハイの決勝結果が新聞の片隅に載るだけです。野球はWBCくらいしか見ない私にとって、面白くないことこの上なしといったところです。
注目の団体戦は、上宮高校(大阪)が昨年優勝の尽誠学園(香川)を決勝で破り、見事初優勝。優勝候補の東北高校は、3回戦で広島翔洋に敗れました。この広島翔洋高校、インハイ13回優勝の広島女子商業高校が、2008年に、改称、男女共学になった高校です。全中女子優勝の山納・根岸ペア(埼玉杉戸中)が今年入学しています。男子も創部わずか2年半でインハイ3位とは--、末恐ろしい高校の出現です。
個人戦は、全日本U-17メンバ−の白井・能口ペア(尽誠学園)が、決勝で山田・田中ペア(東北)を下し、尽誠学園に初のインハイ個人優勝をもたらしました。
埼玉勢は、団体戦の川越東高が1回戦、楊志館高(大分)に1−Aで敗退、個人戦は、武蔵越生高足立・神部ペアの6回戦進出(ベスト16)が最高でした。
「月刊ソフトテニス」2、3月号に、尽誠学園の練習方法が詳しく解説されています。テ−マを持った実戦的な練習方法の数々は、大変参考になるものです。
スピ−ドガンを使って、各選手のストロ−ク、サ−ビスを計測、練習に活かしているのには、驚きました。尚、練習時間は週40時間です。
同校が目指すテニスを、塩田監督はこう言っています。「一言で言って走るテニス。走らぬテニスに勝利はなし。走ることがすべてだと思います。勝つ選手というのは、2バウンドするまで走る。後衛は飛んでくるボ−ルに対する反応だけではなく、自分が打った次のボ−ルに対するフットワ−クも重要です。前衛は掛け引きや間合い、次の球を予測しる力や反応力に加え、一番の仕事は動くことです。」
そして、練習で意識していることについては。
「一つひとつの練習で、何か残らないといけない。今までよりも何本多く入るようになった、出来なかったことが出来るようになったなど、【自信】をつけること、、何ができないのか、今の自分の状態を【確認】すること、そして、こんな発想もあったのかと、新しい気づき=【発見】をすること。この3つをキ−ワ−ドとして、うちのチ−ムでは練習に取り組んでいます。」
インハイ優勝、インハイ出場、関東大会出場、県大会出場など、目標は、人それぞれ違うでしょう。
しかし、インハイ優勝校がどのように目標を成し遂げたかを知ることは、誰にとっても上達の一助になる、と思います。
8月19日(木)から22日(日)現役が浦高で合宿を行っています。激励、ご指導に来校頂けますようお願い致します。
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インハイ優勝校の練習 2010年8月13日 20:44