ビーチバレーの「妖精」浅尾美和、バドミントンの「オグシオ」小椋久美子、潮田玲子、カーリングの「マリリン」本橋麻里、など、女子スポーツ界では、「強くて美しいアスリート」が、マスコミを賑わし、それぞれのスポーツの宣伝に大きな貢献をしています。
ビーチバレーや、カーリングという競技をやったこともなければ存在すら知らなかった人たちが、「アー浅尾美和の---」とか、「えーっと、確か、チーム青森の目の大きい子、なんて言ったっけ、そうそう、マリリン」など話題に出来るのは、彼女たちが魅力的だからでしょう。健康的で美しい容姿も、もちろんそうですが、大きな目標に向かって純粋に向かっていく姿勢が、人々を魅了するのでしょう。
さて、「ソフトテニス界のスーパーアイドル」を、ご存じでしょうか?。
浅尾美和よりスタイルが良く、潮田玲子より美人(個人的見解ですが)なのが、ソフトテニス.現アジアチャンピオンの「平田清乃」選手(ナガセケンコー)です。
今年既に、フジテレビの「ジャンクSPORTS」に4回、「すぽると!」にも4回出演していますので、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、その美しさは、出演していた他スポーツの女性アスリート達を、完全に圧倒していました(贔屓目かもしれませんが)。
ソフトテニスの選手がテレビに出ること自体、非常に珍しいことです。ソフトテニスを全く知らない視聴者の方々も、彼女を通じて「何?ソフトニスって」と興味が湧いたのではないでしょうか。
日本連盟が出す大会ポスターなどには、必ず一番目立つポジションに、彼女が写っています。日本連盟も、さすがよく考えているな、と思います。
「平田清乃」25歳、167cm、前衛、文大杉並高→東京女子体育大→ナガセケンコーと、ソフトテニスの超エリートコースを歩み、インカレ大学対抗4連覇、インカレ個人優勝、東日本選手権優勝(上原・平田)、東京インドア優勝(同)、世界選手権団体準優勝(同)、アジア選手権個人優勝(同)、国体2連覇(東京/同)など数々のタイトルを獲得、現在、ナショナルチームのリーダー的存在です。
彼女のパートナー、「上原絵里」選手22歳は、幼少時代から、聴覚障害を抱えながら、健常者と同じ舞台で戦い、ジュニア時代から注目されていた、埼玉県の誇る「逸材」です。杉戸広島中学から、上尾高校に進み、インハイやハイスクールジャパンカップで優勝(平成16、上原・工藤)するなど、華々しい結果を残し、卒業後、実業団の名門.ナガセケンコーに、入社しました。2007年から、平田選手とペアを組んで、上記成績を挙げていますが、全日本シングルスでも2回、2位になっています。149cmと小柄ながら、ストローク力は、ナショナルチームの中でもピカ一。その自由自在な「ラケットさばき」で、今後、「史上最高のプレーヤー」になる可能性を充分に持った「凄いグラウンドストローカー」です。
古い方はご存じだと思いますが、ナガセケンコーの監督は、インハイ2連覇(広島女子商業)、皇后杯3回優勝などの元名選手で、全日本女子ナショナルチーム前監督の「大野(右近)美紗子」さんです。
上原、平田両選手は、ソフトテニス界では唯一、マネージメント会社と契約しています。株式会社「ライツ」という会社で、陸上の有森有子、野球のデーブ大久保、ゴルフの戸張捷などのスポーツ文化人や、アスリートへの、マネージメント.サポートを業務内容としています。2人は、NHK番組出演など、ソフトテニス界の発展に貢献する活動も、積極的に行っています。
「ジャンクSPORTS」でのひとこま。「ダウンタウン浜田雅功」とのやりとりが、面白い。
平田「滋賀県って、真ん中に穴が開いているところですよね。」
浜田「琵琶湖じゃー」(一同大笑い)
内田アナ(ウッチー)「誰に似てるって言われますか?」
他の選手は、有名人やキャラクターの名前を挙げる中、
平田「お母さんに似てるって言われます。」(一同笑い)
平田「このジャンクSPORTSに出演させてもらったおかげもあって、試合に行くと、サインをお願いされることがあって。朝から夕方6時くらいまで、サインを書きっぱなしの時があるんですね。それは全然構わないんですけど---。」
浜田「あ、構わないの、うっとおしいんじゃなくて?」
平田「それは嬉しいんですけど。たまに「バカキャラ」みたいに思われていて、サインを書く時に「名前を入れて下さい」って言われることがあるんですけど----。」
浜田「はい、はい。」
平田「「どういう漢字?」って聞いたりすると、「あ、出ました!バカキャラ!」って言われて。別に好きでバカキャラやってるわけじゃないし----。」
浜田「バカキャラ---- バカじゃなくて?」
平田(笑) (一同笑い)
「天然」で愛すべき性格の彼女も、試合では、ガラッと変身します。その「攻め」のプレースタイルを一言で言うなら、「大胆」。心理戦とも言える試合で、前衛の彼女は、果敢にボールを取りに行き、ボレーやスマッシュを決めます。
あるインタビューで、自分のプレースタイルについて、こう語っています。
「よくあそこまで取りに行くよねって、みんなに言われます(笑い)。良いか悪いかは、分からないんですが、試合で相手に抜かれると、守りに入りがちですが、私の場合は、全部、攻めに出てしまうんです。抜かれたから守る、というのが、自分的に許せなくて。結果、負けることもあるんですけどね(笑い)。でも、前衛は、あれこれ考えていたら何も出来ないので、「ここ!」と決めたら、そこへ動く思い切りの良さは、大事だと思うんです。高校時代、先生に言われたのは、「お前は9:1で、1の気持を残して、狙った場所に行っている。だから抜かれるんだ」って。取りに行く時は、1の気持を捨てて、10で取りに行くことを、教わったんです。負けていると、どうしても、こっちが抜かれるんじゃないか?って不安もよぎって、狙った球を取り損ねるっていうミスが、起きてしまうんですよね。失敗を恐れたり、結果を先に考えたりすると、行動って起こしにくいと思うんです。だから、自分の思ったことをやってみる。そこで失敗しても、学ぶことはあるし、まずやってみないことには、失敗するか成功するかも、分かりませんよね。」
ソフトテニスの魅力について、問われて、
「奥が深いんですよ!
この競技って心の強さに左右されることが多くて、そういう部分で相手との駆け引きや自分のペアとのコンビネーションを考えると、いろいろなアイデアが浮かんできて、やればやるほど、もっと強くなりたいって気持ちが膨らんでくるんです。」
最後にこう結んでいます。
「いつかはソフトテニスを、オリンピック競技にしたい、と思っているんです。もし引退したら、海外を回って、普及活動をするのもいいんじゃないかなって、ダイタンに。今は、勝負の世界に集中したいので、日本で一番大きな大会、皇后杯で優勝することを目指して、頑張ります!。」
本当に立派な考えを持った、「ソフトテニス界の誇れるスーパーアイドル選手」だと思います。
どこかの企業で、彼女をCMに起用してくれないかなと思う、今日この頃です。
サッカー全日本女子チームは「なでしこジャパン」、バレーボールは「火の鳥NIPPON」、シンクロナイズド.スイミングは「マーメイドジャパン」など、愛称で呼ばれています。
ソフトニス全日本女子チームの愛称は、「スマッシング.ジャパン」もしくは、「サンシャイン!ジャパン」というのはどうでしょう。
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