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 関東大会県予選、インハイ県予選とも、実に惜しい結果でした。
まず、関東大会県予選(5/4)。田端・小倉ペアは、2回戦・早大本庄高・宮下・小林ペアと対戦。相手は1年生ペアとはいえ、昨年、県個人3位、全中32本とのことで心配しましたが、落ち着いた試合運運びでC−2で勝利、3年生の貫禄を示しました。小倉君が相手後衛にポジションでプレッシャ−をかけ、多くのミスを誘いました。
3回戦は第16シ−ドの川越東高・山口・石川ペア。昨年の県新人戦16本で今大会予選免除の枠外選手です。田端君の配給が冴え、余裕を持った試合でC−1と一蹴しました。田端君はスピ−ドよりもコントロ−ル重視でミスが少なく、相手のボ−ルの勢いを上手く利用してドライブ回転のかかったボ−ルをコ−ト内に打っていきます。中学時代は県64本でしたが、高校で急速に伸び、県南を代表する後衛の一人となりました。
いよいよ4回戦・16本決めに進出です。関東県予選でここまで来ただけでも、浦高にとって、平成15年・清澤(57回)・梅田(56回)ペア以来、13年振りのことです。
関東大会出場を決める対戦相手は熊谷高の大将・山之内・野口ペア。県北予選1位通過の強豪です。県南予選16本で通過の田端・小倉ペアは挑戦者魂を前面に出し、先手先手の攻めで、ゲ−ムを優勢に進めます。しかし、熊谷高もさすがの粘りでファイナルゲ−ムの大接戦となりました。ファイナルでも常にリ−ドを保ち、6−5のマッチを迎えます。次に訪れるであろう歓喜の瞬間を想像したのもつかの間、あっと言う間に3本連取され6−Gで敗れました。
関東出場枠は20ペア、敗者復活戦に2連勝すれば出場できます。気を取り直して臨んだ敗者復活戦。武蔵越生高の須藤・岩渕ペアには1で快勝したものの、続く県北予選3位の本庄東高・菊池・岡ペアに0負け、あと1歩で関東出場を逃しました。

 悔しさを胸に挑んだ翌日のさいたま市大会個人戦及び団体戦には、素晴らしいことが待っていました。
田端・小倉ペアは、個人戦では準決勝で大宮西高の落合・渕本に勝ち決勝進出、決勝では、大宮西高・関根・千野に敗れるも準優勝の好成績を収めました。同日行われた団体戦では決勝戦大宮西高・関根・千野ペアにリベンジ、また、高橋・佐川ペアも落合・渕本ペアをファイナルで下し、A−0で優勝しました。浦高勢は、過去2年間大宮西高のこの3年生2ペアに、1回も勝ったことがありません。最後の最後に初めて勝てました。大宮西高のさいたま市団体戦7連覇を阻止した、まさに快挙です。

 6/11のインハイ県予選個人戦。田端・小倉ペアは、2回戦・熊谷工2、3回戦・本庄一0、4回戦・熊谷1と、快調に駒を進め、ベスト16!、インハイ出場を賭けて武蔵越生高・本田・田中ペアと戦いました。6/5の関東大会に於いて、埼玉県の選手では最高成績のベスト16に入った本田・田中ペアは、つけ入る隙のないテニスで、完敗を喫しました。敗れたとはいえ、2人の表情には、精一杯やりきったという満足感が見てとれました。事実、このインハイ県予選ベスト16は、平成では浦高の一番良い成績です。
「2つの大会、よくがんばってくれた!ありがとう!」と、2人には声を大にして言いたいと思います。はるか遠い道だと思われていた、関東大会、インハイをグッグ−と近い存在にしてくれた功績は大変大きいものがあります。あとに続く後輩にとって、関東、インハイの出場決定戦を応援できたことは、この上ない、いい経験になったことでしょう。




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浦和高校ソフトテニス部麗和会
よくやった!田端・小倉 2016年6月28日 1:49