4月19・20日、関東大会県予選県南地区予選が、快晴の下、天沼テニス公園に於いて、開催されました。県大会の切符は32枚。出場選手202ペアがそれぞれの想いを胸に競い合います。3年生にとっては、引退のかかる大会となります。

 浦高は、新1年生7名を含む32名、16ペアが出場しました。
今大会、県新人戦16本が予選免除となる為、強い4ペアが出場していません。その為、8本シ−ド中、3本を浦高が占め、2本の川口総合高、大宮西高、1本の上尾高を凌駕するという事件?が起こりました。かつてないト−ナメント表を見て、一緒に観戦する村松さん(15回)、岸本さん(35回)と共に、期待が膨らむばかりでした。

 1日目は、2回戦ベスト64決定まで行われ、8ペアが2日目に進むことが出来ました。1年生は1日目で全滅。3年生の斉藤・瀬上が、初戦、緊張の為か、力を発揮出来ず、敗退。マネ−ジャ―として部員の面倒をよくみた斉藤君、真面目に練習に取り組んでいた瀬上君は、気持ちを切り替えて、他の部員の応援を一生懸命していました。

 2日目初戦の3回戦は、県大会出場がかかった試合です。この3回戦で浦高は、8ペア中、5ペアが敗れるという大苦戦を強いられました。
2年山本・目高、岡本・大日方の2ペアは、敢然と対戦相手に挑んでいきましたが、健闘空しく64本止まり。
3年諏訪・矢野ペアは、川口総合高に常にリ−ドを奪いながら、ファイナル負け。努力で急成長した諏訪君、コ−ト狭しと走り回ったファイタ−矢野君、あと1歩県大会に手が届きませんでした。大器・遠藤君(2年)をリ−ドして奮闘した3年有村君も才能溢れるプレ−を随所に見せるも、秀明栄光高に惜敗。
4/5の県南選手権(県南・東大会)でベスト16に入った主将松永・佐川の3年・2年ペアは、川口北高に先に攻められあっと言う間に0−3、粘りで3ゲ−ム取り返すも、ファイナルゲ−ムで一気に0−5、1−6から4本マッチを逃れるも、レシ−ブをポ−チされ、万事休す。第5シ−ドが、まさかの予選落ち、会場がざわつく中、佐川君の涙が止まりません。

 3回戦を突破し県大会出場を決めた3ペアは、4回戦をそれぞれ快勝し、5回戦8本決めに臨みます。途中経過で、田端・小倉3−2(川口総合高)、福嶋・佐藤3−0(上尾高)、高橋・大泉3−0(上尾高)、と有利に推移していました。しかし、それからすべてファイナルゲ−ムに持ち込まれ、なんと3試合とも逆転負け。優勝候補の一角だった田端・小倉両君は、呆然自失。隣りのコ−トの福嶋・佐藤両君はベンチから立ち上がることができません。2年にして第8シ−ドの高橋・大泉は、3回戦・川口総合高戦では逆転劇を演じ、かろうじて2年連続関東県予選出場を果たしたものの、今5回戦・上尾高戦では、大逆転負けを喫し、顔を上げることができません。

 これ以上ない悔しい負け方をした浦高の選手達のショックは、かなり大きいものと推察されます。
県大会を惜しくも逃した6名の3年生に残された大会個人戦は、さいたま市大会個人戦(4/24/浦和総合)のみです。是非、最後、悔しさをバネに、優秀の美を飾れるよう、頑張ってほしいと思います。
県出場の選手は、時間が経つにつれ、県大会に向けて期するものが、沸々と沸いてくることでしょう。5/4(狭山智光山)関東大会県予選個人戦、5/7(熊谷さくら)同団体戦では、今度こそファイナル勝ちできるよう、あと2週間、練習に励んで、大輪の花を咲かせてほしいと願うばかりです。


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浦和高校ソフトテニス部麗和会
今までで一番悔しかった日 2016年4月21日 0:25