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浦和高校ソフトテニス部麗和会
 1月31日(土)、県南リ−グ大会が開催されました。県南リ−グ大会は、冬場の強化を目的とした全員参加の団体戦です。ABCの3ブロックに分かれて行われます。Aブロックは新人戦の県南上位10校のAチ−ムが、Bブロックは11位以降の10校が戦います。Cブロックはすべての高校のBチ−ム以下がト−ナメント戦を行います。
 秋山先生がCブロック(於/浦和総合)の大会運営をなさる為、岩崎先生と私がAブロック(於/大宮第2)に出場するAチ−ムを担当しました。昨年12月25日に行われた県インドア大会(於/所沢)では、先生がスキ−学校引率の為、私がベンチに入りましたが、初戦、埼玉平成高校に敗退、県ベスト8入りを逸しています。

 過去5年間で4回ベスト4に進んでいる県南リ−グ大会、今回は、県新人戦3位の川口総合高、上尾高がベストメンバ−ではない為、初優勝のチャンスは十分あると、応援の村松さん(15回)、岸本さん(35回)と期待して見守りました。コンディションは天気はいいものの、冷たい強風が吹き荒れています。

 主な屋外球技のボ−ルの重さは次の通りです。
サッカ―410〜450g、ラグビ―400〜440g、ソフトボ−ル177.5〜198.8g、
野球141.7〜148.8g、テニス56.7〜58.5g、ソフトテニス30〜31g

 この数値から明らかなように、風の影響を最も大きく受けるのがソフトテニスです。ラグビ−などでは風上が有利ですが、ソフトテニスの場合は風下が圧倒的に有利です。風上からはサ−ビスが入りづらく、ロブ、シュ−ト共にすぐバックアウトしてしまいます。風上でゲ−ムを奪取することは、至難の業です。方や、風下からは、まるで広いコ−トに打っているかのようにボ−ルがコ−ト内に収まってくれます。風の日の勝敗の鍵は、風下キ−プできるか、風上で早い勝負ができるかの2点です。

 前日の雪がコ−トの隅にまだ積もっていた為、全員総出で雪かきをして、試合開始が10時となりました。5校ずつ分かれて行われたリ−グ戦、蕨高戦は3ペア共勝ち上々のスタ−トだったものの、第2戦の秀明栄光戦で、風上からでも高い打点でガンガン打ってくる相手の勢いに押され、0―Bと完敗しました。決勝ト−ナメントに進める2校に残るには、上尾高戦を前にして、大変難しい状況に早くも陥りました。続く、浦和西高戦では、全員奮起しB−0で勝利し、最終戦上尾高戦を迎えます。唯一の1年生・田端選手と大日方選手が惜しくもファイナル負け、林・原田ペアは3−1とリ−ドしたものの逆転負け、3番出場の久田・秋永ペアも2で敗退し、0―B、予選リ−グ3位が決定しました。
 上尾高は1年生がCブロックに、2年生がAブロックに出場してきました。県新人戦個人戦3位の1年生・武井・井口ペアがAに出ていなかったとはいえ、団体戦関東大会優勝5回(松山高と並んで関東最多)県優勝45回を誇る強豪・上尾高です。昨年のインハイも出場、県新人戦は3位の上尾高と、3・3・2と実力拮抗の試合が出来たことは大きな収穫ではありました。

 実力拮抗同士の試合はファイナルゲ−ムになることが多いものです。ファイナルゲ−ムに入る前の行動に、団体戦の雄・上尾高と浦高の差が如実に表れていました。上尾高は、大塚監督のもとに全速力で駆けつけ、直立不動、団体戦の他のメンバ−が3人の周りを囲みます。ファイナルの作戦を伝授しているのか、こちらの弱点を指摘しているのか、見ている方は気が気ではありません。その後、プレ−ヤ−は座ってスポ−ツドリンクを飲み、やおら2人目を合わせ、ヨシ!という感じでコ−トに飛び出していきます。いわゆる「ル−ティ−ン」になっている、上尾高生全員の決まった行動です。方やこちらは、2人で作戦を話し合うこともなく、相手が出てくるのを悠々と待っています。どちらがチャレンジャ−なのか分からない光景です。ファイナルゲ−ムでは、上尾高が常に先に攻め、リ−ドをキ−プしながら一気にフィニッシュまでもっていく、というパタ−ンでした。

 リ−グ3位以下のト−ナメントでは浦和西高と再戦、西高1番手はさいたま市3位ですが、一蹴、決勝に進み、浦和実業高と対戦しました。田端・大日方ペアが1番手ペアを素晴らしい試合運びで破ったものの、久田・秋永ペアがファイナル負けで1―1。3番勝負の途中で大宮第2のコ−ト閉鎖時間である5時近くになり、打切りになりました。

 Cブロックに出場したB〜Eチ−ムは、風邪などで休む選手もいたせいか、Cチ−ムがベスト8に残ったのが最高で、全体的に振るわない結果でした。



林・原田ペア 上尾高戦

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県南リ−グ大会 2015年2月7日 16:52